2011/02/06

旅の記憶

吹きガラス作家の後藤あんなさんから、「旅の記憶」と題された美しい小瓶が届きました!



色の違うガラスを2層に吹き、サンドブラストという技法で絵を浮き彫りにしています。
目で見るだけでなく、手で包み込んだり指でなぞってみたり、ぜひ手にとって感触を楽しんでほしいと思います。


記憶を残すもの、写真や日記、音楽などもそうですが、強烈にその日その時を思い出させるものは、私の場合「匂い」だったりします。
ふと、歩いているときに漂ってくるなんでもない匂いから、こどものころの夏休みや中学校の渡り廊下を詳細に思い出したりするのです。

この小瓶に、記憶の香りを纏わせるならば・・・



私の、仏様のように大きな厚みのある手にのっているのは細かく切った楊枝です。
あんなさんが送ってくれたこの楊枝には、「サイプレス」という森の香りがするアロマオイルが染みこませてあるとのこと。スーッとしたさわやかな香りです。
この楊枝を少しだけ小瓶の中に入れるとゆっくり香りが部屋に広がります。
小瓶からこぼれ出る香りが、他の誰かの遠い記憶につながったり、あたらしい記憶として残るかもしれませんね。ちょっと素敵でうっとりしてしまう・・・。 

 
あんなさんのお品物は他にもたくさんあります。
実際に手にとって楽しんでもらえたら嬉しいです。

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