2012/05/04

お次は伊藤夏紀さんの「面影橋ものがたり」 展

明日で、moffmoffさんたちの展示が終わり、14日からは昨年に続いて2度目の個展となる、伊藤夏紀さんの「面影橋ものがたり」展が始まります!

のびのび荘から10分くらい歩いたところに、神田川に架かる「面影橋」という橋があるんですが、今度の夏紀さんの作品は、この橋に古くから伝わる悲話、「於戸姫(おとひめ)物語」を題材にした紙芝居です!

【 この紙芝居ができるまで 】

紙芝居「面影橋ものがたり」は於戸姫と呼ばれた美しい娘にまつわる悲しいお話です。於戸姫は、自らの美貌がもとで数々の不幸に見舞われ、その身の不運を思い悩み、ついには神田川に身を投げて死んでしまいます。
面影橋にまつわる古いお話には太田道灌の「やまぶきの里」などがありますが、「於戸姫物語」を題材に とったのは、かつて上水道として使われた神田川の清らかな水の流れと、豊かな田園風景が広がる昔の人々の生活をよく伝えていたからです。
紙芝居の脚本を担当した峯村文子さんは、早稲田地域の読み聞かせサークルに所属し、こどもやお年寄りに紙芝居や絵本の楽しさを伝える活動を続けています。 
峯村さんは、若い世代に神田川やこの土地について興味を持ってほしい、土地が持つ記憶を次の世代に伝えたいと思ってました。
地域に残る伝説を紙芝居にすることで、そのきっかけにできたら…とアイデアを膨らましていた時に、のびのび荘で販売されている夏紀さんのポストカードが目に留まり、
「この人に紙芝居の絵をお願いできないか…」
と相談を受けた店主が、二人を引き合わせたことから、今回の展示をのびのび荘で開催することになったのです。
夏紀さんは、20歳の頃から独学で絵本を描きはじめました。
イラストのポストカードを販売しながら、描き上げた絵本作品を出版社や絵本コンテストに持ち込んでいます。
専門家からの厳しい意見やアドバイスにもめげず10年間コツコツ描き続け、昨年、初めての個展をのびのび荘で開催しました。
作品を読んだこどもたちやお母さん方からの感想や意見を参考にしながら、人物造形、画面描写の研究に日々励んでいます。










このDM、とっても評判がいいんです。

DMには紙芝居の実演は20日だけとなっていますが、読み手の峯村さんがスケジュールを調整してくださったおかげで、19日(土)と、27日(日)にも、 開催できそうです!

時間は、追ってお知らせいたしますね!!

  
伊藤夏紀 個展
~面影橋ものがたり~
2012年5月14日(月)~5月27日(日)会期中無休
11:00~20:00 (日曜日のみ18:00まで)
のびのび荘で1年ぶりとなるイラストレーター 伊藤夏紀さんの個展です。
今回は神田川に架かる面影橋に古くから伝わる「於戸姫(おとひめ)物語」という悲話を紙芝居にしました。古い物語に息を吹き込み、土地の記憶をよみがえらせた、鮮やかで奥行きを感じさせる絵物語です。

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