2011/02/28

のびラボ①キャンドル編~ワークショップレポート


KUSU.さんを講師にお迎えしたはじめての「のびのびラボ①キャンドル編」 、昨日楽しく終了しました。

今回はショートケーキの部を希望する方が多かったので、予定していたきのこの部はまたいつかのお楽しみに。そのときはみなさんよろしくお願いしますね。


のびのび荘の秘密スペース、いつもはカーテンで仕切られている奥の間がのびラボの会場です。
準備する間も、チョコのようなバニラのような、ほんのりと甘~い香りが漂っています。KUSU.さんが事前にワックスに香り付けをしておいてくれたのです。これで本物と見間違う度がさらにUPね!


13時、参加者のみなさんが集まり、しばしの歓談の後、のびラボが和やかにはじまりました。
見本のキャンドルの大きさに一同まずびっくり。
でっかいことで有名なイタトマのケーキと同じくらいありますよ!!
燃焼時間は約8時間とのこと。かわいいくせにすごい!
これなら、もしもの災害時にも安心です。

はじめてみる道具や素材もありましたが、KUSU.さんがわかりやすく説明してくださるのでみなさん落ち着いて黙々と作業していました。

今回のショートケーキキャンドルは、ホイッピングという技法を中心につくっています。紙コップに分けてもらったワックスをひたすら割り箸で混ぜるのです。けっこう負荷がかかるそうで(私は見学していただけ)二の腕のエクササイズになりますね。

イチゴと一緒に乗せるホイップクリームの部分では、各自色付けにも挑戦!
ブルーやライムグリーンのホイップクリームはアメリカのポップなお菓子のような色合いです。
キャンドルですから合成着色料に対する罪悪感もありません。
かわいければ良し!なのです。

最後におまけレシピとして、型抜きのフローティングキャンドルも教えてもらい、盛りだくさんのワークショップとなりました。めでたしめでたし。


作業を終えてお茶を飲みながら、ゆるりとおしゃべり。
今回の参加者は女性ばかりでしたので、ちょっと早めのひなまつり気分。
お茶菓子は、ちゃらぽこさん提供の美味しいモカシナモンケーキ。
参加者の方からも、お饅頭やひなあられの差し入れがあり、予定していたより豪華なお茶会となりました。感謝(涙)!!です。


出来上がった作品は、ちょっとずつそれぞれの個性がでていておもしろいですね。薄紙とリボンでかわいくラッピングしてお持ち帰りいただきました。
いやぁ~、とっても楽しかった。



日程が東京マラソンや国家試験や、いろんな行事にブッキングしていたらしく、参加者が集まらないんじゃないかとハラハラしていましたが、KUSU.さんや参加してくださったみなさん、そして応援してくださったみなさんのおかげで、のびのびラボは良いスタートがきれました。
定期的に開催していきたいと思っていますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

2011/02/18

極楽育ち


極楽ってきっとこんなかなぁ・・・。
濱比嘉詩子さんがつくる柔和な表情の陶人形をみると、ほっと穏やかな気持ちになります。
つくってるご本人も極楽の住人のような、おおらかで強くてやさしい人です。

詩子さんが師匠兼友人(笑)と慕う狛犬名人、松下昌司さんとの二人展が、お茶の水のTRI GALLERYで開催中です。
22日までです!ぜひ!!

写真はのびのび荘に置いてもらっている龍にまたがる2羽のうさぎ。
まるでバイクを乗りまわすかのよう。やんちゃな表情のうさぎさんたちです。
こちらの作品を見に、のびのび荘にもぜひ遊びに来てくださいね。

2011/02/06

旅の記憶

吹きガラス作家の後藤あんなさんから、「旅の記憶」と題された美しい小瓶が届きました!



色の違うガラスを2層に吹き、サンドブラストという技法で絵を浮き彫りにしています。
目で見るだけでなく、手で包み込んだり指でなぞってみたり、ぜひ手にとって感触を楽しんでほしいと思います。


記憶を残すもの、写真や日記、音楽などもそうですが、強烈にその日その時を思い出させるものは、私の場合「匂い」だったりします。
ふと、歩いているときに漂ってくるなんでもない匂いから、こどものころの夏休みや中学校の渡り廊下を詳細に思い出したりするのです。

この小瓶に、記憶の香りを纏わせるならば・・・



私の、仏様のように大きな厚みのある手にのっているのは細かく切った楊枝です。
あんなさんが送ってくれたこの楊枝には、「サイプレス」という森の香りがするアロマオイルが染みこませてあるとのこと。スーッとしたさわやかな香りです。
この楊枝を少しだけ小瓶の中に入れるとゆっくり香りが部屋に広がります。
小瓶からこぼれ出る香りが、他の誰かの遠い記憶につながったり、あたらしい記憶として残るかもしれませんね。ちょっと素敵でうっとりしてしまう・・・。 

 
あんなさんのお品物は他にもたくさんあります。
実際に手にとって楽しんでもらえたら嬉しいです。

2011/02/03

なまめかしいおに

本日、節分です。今夜の豆まきの準備はお済みですか?


あらあら、この鬼たちは、威勢のいいちびっこたちに豆を投げつけられて、なまめかしい動きで退散していますよ。
玄関にはきちんと柊鰯が!正しい節分風景です。

伊藤夏紀さんのポストカード、絶賛販売中です。

昭和のこども雑誌の付録を思い起こさせる、なんともノスタルジックな、そしてほんの少しシュールな画風。
伊藤さんの絵に私がすっかりほれ込んで、店に置かせてもらうことになりました。




私、伊藤さんの絵の登場人物はみんな好きなんですけど、
その中でも一番好きなのが、猫の「岡野千代子ちゃん」。

季節や、場所に合わせたコスチュームで、ナイス!ポージング!!
とてもおしゃれな女の子です。

伊藤さんにお話を聞くと、千代子ちゃんや仲間たちのバックグランドが事細かにわかって本当に面白いです!
千代子ちゃん、18歳。谷中のおせんべい屋さんの娘さんだそうです。
早く千代子ちゃんのお話で絵本を描いてほしいなあと思います。



他にも絵柄いろいろ。


左端はスズメの竹宮姉妹ですよ。
ぜひ見にいらしてください。

2011/02/01

春を待つ

暦の上ではもうすぐそこ(3日後)に春が来ているという、本日2月1日。
とは言え、まだまだ寒いのですが・・・店前の赤いチューリップはけなげに一足早い春を演出してくれています。
人間も頑張らなくては!と今日は少しだけ店内を模様替えしました。



この赤いチューリップは先日、三千歳さんが開店のお祝いにくださったもの。
三千歳さんのお品物にもよく出てくるモチーフです。


三千歳さんは草木染やシルクスクリーンを用いて、風呂敷をメインとしたオリジナルの布製品をつくっています。
もちろん、染めからプリント図案の作成、版の作成、そして手捺染までのすべての工程をおひとりでなさっています。
上のやさしい山吹色は「刈安(かりやす)」と呼ばれる植物で染めているそうです。
刈安(コブナグサ)は八丈島の特産品「黄八丈」(よく時代劇で茶屋の娘さんが着ている着物をイメージしてください。黄色地に縞や格子が入った絹織物です。)に使われています。
あたたかな春らしい色です。


ワインを2本包んでみました。
今年のお花見には、酒屋さんで買ったビニールのまんまとかじゃなく、こんなふうにはんなりとお酒をぶらさげて参加したいものです。

神田川の桜が今から待ち遠しいです。