のっぽさんとゴン太くんの「できるかな」という番組、覚えてますか?
私、こどものころあれが大好きで、だいたい、口開けてぼーっと見てただけなんだけど、「こうすると、ああなるのかー。」とか「へー、柔らかいものでもこうすれば丈夫なものになるんだー。フムフム。」なんて、あの番組で学んだこと、結構多いです。
新ジャンル!工作作家のやまもと あいさんは、小学校で図工の先生をしていました。そして現在、自宅の一部のスペースで、こどもの造形教室あいのてを主宰しています。
二つのお仕事の中で子どもたちが無心に何かを作る姿に触れ、純粋に、ただ作ることの楽しさを思い出したと言います。
あいさんの作品ジャンルを「工作」としたときに、工作ってなんだろうねー、とじっくり話しました。
身近な素材や、あるものを使って工夫したり考えたりしながら、ちょっと面白いものやかわいいものを夢中になって作る。そこからコミュニケーションが生まれたり、見てる誰かの創作意欲を刺激するもの。それが「工作」なのかな、と。
「誰にでも扱える素材で、その人にしかできない作品に仕上がるもの」でもあるかもしれませんね。
段ボールを土台に和紙を張り子のようにくっつけてつくった時計(左) と、カラフルに色付けしたマカロニを鱗に見立てた魚のオブジェ(右) |
あいさんは、金属造形作家としても活動しています。
こちらは、やっぱり誰にでもすぐに扱える素材ではないですね。
訓練や技術、知識、そして広い場所や設備が必要です。
金属造形作家としても活動中。 つい先日、旧姓の江原愛 名義の個展「キンノイト」(GALERIE SOL / 銀座)を終えたばかり。 |
実は店主も、昔々の学生時代、鉄を素材に彫刻を作ってました。
でも、鉄という素材にこだわりすぎて、続けられなくなってやめてしまいました。
今は今で、お店をはじめてすっごく楽しいけど 、もっと頭を柔らかくして、手を動かして考えることさえ続けていれば、今も、つくる人だったのかもしれないなーと、思うこともあります。
そんなこともあって、私は、大人にこそ工作を! と強く思うのです。
あいさんに制作途中の様子を写真で送っていただきましたよ!
今回は、ビールラベルをお願いしたんですが、年輪が味わい深いスライスされた木片が素材として使われるんですか?!
ゴン太くーん、これ、いったいどうなるのかしら??
ぜひぜひ、会場で確かめてねー!
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